6日午前3時8分ごろ、北海道の胆振地方震度6強の強い揺れを観測する地震があった。
FNNの調べでは、これまでに130人以上がけがをしている。

また、北海道警などによると、36人の安否がわかっていない。

札幌市役所によると、市内では、これまでに87人がけがをしているという。

また、苫小牧市で82歳の男性が階段から転落して、一時心肺停止の状態だったが、その後、一命をとりとめた。

また、別の80歳の男性も、階段から転落して骨折の重傷。
厚真町でも、男性1人が骨折している。

震度6強に見舞われた安平町では、3人が軽傷だという。

千歳警察署によると、この地震で、新千歳空港内で2人、恵庭市内で2人が軽傷。
また、由仁町役場によると、2人が軽傷を負ったという。

FNNの調べでは、これまでに137人が重軽傷を負っている。

震度5強を記録した札幌市の住人は、「3時半くらいだと思うんですけど、急にガタガタと音がしだして、何だろうと思ったら、ガラスや窓も全部すり寄せるような音で、横揺れがすごい音鳴らしながら始まった。それで目が覚めて、20秒から1分近く、何が何だろうという状態で家の中にいました」、「(停電は?)今は札幌市内が見える高台ですが、真っ暗です、街の中は。停電中だと思います、札幌市内は」と話していた。

一方、厚真町では土砂崩れが起きている。
確認されているのは、朝日地区、吉野地区、富里地区、東和地区、幌内地区、本郷地区など、少なくとも6カ所。

中には、数百メートルにわたって崩れている場所もあり、5軒以上の住宅が巻き込まれているとみられる。

6日午前10時半現在、救助活動が行われているが、道警などによると、これまでに36人の安否がわかっていない。