去年の東北大震災が起こって、菓子学校時代の友人も何人か被災してしまって、
仲のいい友達のお父さんが津波で亡くなったり、
岐阜の方に住んでいると 関係ないわけではないけど、直接的ではないし
もし自分に岩手の友達がいなければそれ程思わなかったかもしれない。

しかしテレビで見る震災の報道は あまりにも悲惨 あまりの惨状に
同じ日本人ならなんとか非力ながらも力になりたいと思った人は沢山いたと思うし
実際、ボランティアで現地に行ってがれきの片づけなどをした方も沢山みえた事も
報道などで知った。
そんな中で、自分は現地に行きたい気持ちはあるけど現実は行くことが出来ず
それでも何か出来ないかと思って
丁度1年前から始めた、120円のマドレーヌを100円で販売して
それを義援金にと言う「チャリティーマドレーヌ」の総額が
前回までで18万を超えた。

小さなケーキ屋がコツコツ買ってもらって 総額が18万を超えたといえば
「すごいね」と言ってくださるお客さんもいるけど、

変なことを書きます。
もし、これを読んでくださっている人で18万あって 自由に使っていいと言われれば
何に使いますか?
「じゃあ 18万 震災義援金に寄付します」と言う人は何人いるでしょう??
自分は今パソコンと新しく出たIpadがほしいんですけど、
丁度両方買える金額です。
こんな物を買ってしまえば すぐに消えてしまう金額。
震災が起こったばかりの時 ソフトバンクの社長とかスポーツ選手、有名人、
どこかのお金持ちの人たちが普通の人では考えられない金額を寄付して
新聞などに報道されていました。

例えば1000万円を寄付した人がいて、
自分達がせっせと1万、2万とその都度寄付して総額18万
1000万と18万。
1000万あれば人によって何が出来る?
小さなお店なら出来る金額、家だって買える。車ならかなりの高級車が買える金額、
孫社長は1億でしたっけ?
そんな金額があれば 細々とならもう働かないで暮らしていけるかもしれない金額。

何が言いたいかというと、
あの震災からしたら18万だろうと、1000万、1億だろうと
焼け石に水とは言わないけど、18万と1000万とでは全然違いますけど、
それでも全然足りないお金、
それ程の事なんだと 今回の震災は感じますね。
1億寄付しても何も変わらない、何も出来ない現実。

だからといって 自分達がやっていることが無意味だから止めてしまおうとは思っていません。
これからも、たとえお客さんから「まだやっているの」と言われても
多分、店を閉めるまでやっていこうと思っています。
最初は赤十字に寄付していましたが、前々回からは震災で親を亡くした子供達へ
足長育英会に送っています。
1回でたかが2万そこそこ、たった一人の一ヶ月の授業料にもならない金額ですが
それで誰かに褒めてもらおうとか、何か良いことをいってもらおうとは思っていません。
結局 自分達がやりたいからやっているだけで
それで自分達の気持ちが、「悲惨な目にあった子供達の力に少しでもなっているんだ」と
思いたいからやっている。
残された子供達は寂しくて、悲しくて 不安でしょうがないでしょうし、
残していった親の人たちも無念で辛くて
そんな気持ちを想像するだけで 涙が出てきます。