大王製紙の話なんですけど・・

人って言うのは外見では解らない。
あの若い元会長さんがどんな人で、どういう能力を持っているのか知らない。
でも あの人の外見とか、もちろん身なりも良いし、
お育ちがおよろしいから品もありそうだし。
 もし ああ言う人が自分の前に来たら
関係ないのに緊張というか、そういう目で見ると思うし、
名刺でももらえたら、肩書きを見ただけで
「こんな偉い人か・・・」と思って 「ハハーー」みたいな

ところが ただの 「バカ」 でした。

詳しい事は まだ解らないようだけど、結局バカ殿様のお遊びが過ぎた話だったようです。

でも、あらためて 世の中にはああ言う人がいるんだと・・・
生まれながらのお金持ち。生まれながらの苦労知らず。
今回刑事告発されて、最終的にどうなるか解らないけど、
じゃあ それであの人が 無一文になって路頭に迷うかと言えば
そうはならない。
たとえ刑務所に入って 出てきても やっぱり 超セレブの生活。
一生お金に困る事が無いようです。

最近 ウォール街のデモの事はニュースでも見なくなりましたけど、
今どうなっているんでしょう??
「1%の富裕層のために 99%の人たちが生活に苦しんでいる だから何とかしろ」というのが
あのデモの趣旨らしいですが、じゃあ具体的にどうするのか?と言う話は出てきていないみたいで、
人によっては「何が言いたくて、何をしたいのか解らない」と言っている人もいるようです。
確かに、社会システムが 山のように頂上があって その裾野で 自分がどの位置にいるのか?
と言う話で、下の方にいればいるほど 生活が苦しいという
だったら、いかに自分が山の上の方に行くか?と言う事を考えて 努力するか
だったんでしょうが、今のようにほとんど固定されてしまっている以上、
努力しようが、何をしようが 上に上がれない
そこに 多くの人が不満を持つ所なんでしょう。

自分も言うまでもなく、99%の中の人間です。
これを読んでくれている人も 99%の中の人でしょう。
この構図は今に始まった事ではなくて 人間が社会を作ったときからある事で、
大昔のもう無くなって 伝説のような文明が発見されて そういうのを発掘しても、
立派な棺でしっかり埋葬されている人と、犬か猫と同じような感じで埋葬されている人と
明らかに位が違うわけで、そんな大昔の文明の中でもどうして
そういう位が出来るのか?過酷な環境の中で多くの人が固まって暮らすには
リーダーになる人が必要なのは解るけど、そういうリーダーになる人が
いつの間にか 権力を独り占めというか、王族のような物を作っていく
気が付けば、自分達のような一族は大昔から99%の中の人間。
そういうのが 構図として何千年も続いているんでしょうね。
だから、1%の中の人たちにしてみれば、あのデモでやっている事は
多分何にも感じていないでしょうね。
自分達には関係のない事。

最初の話で もし自分に100億あったら何をするか?
100億あったら もう働く必要が無くなりますね。
多分、今のような普通の暮らしをする分には ひ孫の代まで
それ以上かもしれない、お金に困らない生活が出来るでしょうね。
しっかり計算したわけではないので解りませんけど、
100億って そういうお金ですよね。
それをカジノですってしまうとは・・・・。
本当にバカと言うしかありませんけど、

もし 本当に自分が100億あったら、被災した友達に店を作ってやって
夜も寝ないで働いている友達の借金を払ってやって、
少しだけ 奥さんと子供に孝行してやって、
後は 親がいなくて、また経済的理由で 学校に行けない子供達に 学校に行かせてやりたい
自分に使うお金は もうちょっと良いパソコンを買ってもらえたら イイや。
自分はこのしょぼいケーキ屋をやっていられたら、それだけでいいや。

と今は思っているけど、人間だからそんなお金を前にすると
180度言っている事が変わるかもしれませんね。
本当にイヤなやつになるかもしれません。
それが「お金」という物かもしれません。