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以前、地元の厨房機器屋さんと話していて、ある有名なケーキ屋さんがテレビに出たとき、そのケーキ屋さんのご主人はとても厳しい人で若い人たちを怒鳴ったり、時には手や足も出るという話がちらほら聞こえて来ていたのですが、そのテレビに出たときたまたま自分も見たのですが、一人の若い人 女の子でしたが、シュー皮を焼かせているのですが、なかなかうまくいかない事に対してすごい勢いで怒鳴っている場面が出てきて、見ていて「すごいな・・ 内々で怒るのは当たり前にしても、テレビカメラの前でよく怒れるな・・・、また怒られる若い人もテレビカメラの前で怒られて・・・、怒られる本人もつらいけど、それを家族や友達が見たらどう思うのだろう・・・・」と思ったものでした。
そのコーナーが終わった後の 局の女性アナウンサーのコメントが「お互いの信頼関係と弟子を育てようとする愛情ががあるから、怒られてもがんばれるんですね」みたいな事をいっていました。

いろんな話からその厨房機器屋さんとそのケーキ屋さんの話になって、テレビの話になって内輪話で、「テレビ局が怒っている場面を撮らせてくれという話でそうなっただけで、実際テレビカメラの前でそう怒れるものじゃない」みたいな事を言ったそうですが、そりゃそうですよね。普通考えますよね、自分のイメージだってあるし、若い人のプライドだってあるし、普段から怒るのは怒るのでしょうが、それをあえてテレビカメラの前でやらせる。嘘ではないでしょうがシナリオがあるというのが嘘っぽい、
ものを作るときは 作り手の意図が無ければ良いものは出来ないのはわかるけどテレビはイメージだから そのイメージをある方向で意図的に作るのはどうなんだろう??

今の不景気もマスコミの そういったイメージ作りの意図が非常に現れていて、確かにアメリカ発の大不景気は解るけど、自動車などの輸出が悪くなったとか、それによって雇用が出来なくなったとか、それによって国内需要が悪くなったとか、あまりにも不景気だという事を全面に伝えすぎるから、良い人まで警戒させてしまったり、お金を使う事を控えさせたり負のスパイラル。マスコミが伝えるマイナスイメージは罪なような気がする。だったら戦争の終わりの頃のような大本営発表で良いのかというとそれはあまりにも極端だけど、悪い事も良い事も誇張しないで伝えてほしいけど、人の心理は「人の不幸は蜜の味」的なところもあるから、作る側も見る側も今は本当に冷静に 事の真実を見つめていかないと危ない時代に突入するかも・・・ お年寄りのお客さんが言いますから、戦争前の雰囲気に非常に世の中が似ていると・・・・。