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今年のバレンタインチョコについて 最後の話で、
その、高島屋に行ったとき 丁度フランスのショコラティエの”ミッシェル リシャール”さんのトークショーをやっていて、フランス人のショコラティエのお話なんて滅多に聞けるもんじゃないと思って、傍らで聞いていたんです。
何でも、20年前から ミッシェルさんがフランスでも初めてカカオの産地別、カカオの含有量別でチョコを売り始めたそうで、それぞれの違いを解ってもらって、楽しんでもらうというのが発想だそうで、チョコもワインと同じような感覚で食べてもらいたい、食べるときもバクバク食べるのではなくて、ワインのように、臭いをかいで、口に入れたら自分の体温でチョコが溶けて 口に広がる味と鼻に抜ける香りと喉ごしを楽しむように食べるのがチョコの食べ方だそうです。いわゆる”チョコ道”とでも言う物でしょうか?
自分も、修業時代からいろんなチョコを食べてきました、フランスのやベルギー、スイス、スペインのチョコは酸っぱくて特徴的でした、もちろん日本の物、店を始めてからは業者さんが、チョコメーカーさんを連れてきて、いくつかサンプルをもらいます、最近はベネゼエラ産のチョコ、結構食べていますが、苦い物やら、甘い物、酸味のある物まで いろんなのがあります、そんなのを食べて知っているからかどうか、ありがたみがないというか、食べてビックリする事はないのです、「これは、これか・・・」みたいな職業的に食べてしまいます。

リシャールさんの話が終わって、質問コーナーがあって、つかさず質問しました。「チョコもワインと同じだと言われるのなら、ブドウのようにカカオ豆にも当たり年とはずれ年があるのですか??」と、そしたら、「カカオは赤道付近で採れる物なのでブドウのように大きく気候に左右される事はない」とおっしゃっていました。
自分は、作物だから、いくら赤道付近で20年も見ていれば大なり小なりあるような気がしますが・・・どうでしょう??
ヒョッとしたら、後何年かすると「今年はどこそこの豆が最高の出来で、最高のチョコが出来ました・・・」見たいなキャッチで売り始めるかもしれません。
その時は、その発想は自分ですから・・・
これを読まれた方、思い出してください。(笑)