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当店も、バレンタインチョコを販売していますが、店を始めた頃は、以前にも書いたように、1粒120円というのがまだまだ理解して頂けず、それほど売れませんでしたし、バレンタインデーという物もここ最近の様な 感じではなかったです。それからバブルに入ったときは、近所の主婦がパート先の男の人にあげるために大量に買いに来たり、生命保険の女の人がお得意様用に大量に買っていったりと、とにかく出していると売れたものでしたが、ここ最近の不景気で、そういう人たちは一切 いなくなりました。そして、ここ2,3年くらいは またバレンタインの意味合いが少しずつ変わってきて、とにかく高級チョコが売れるんですね。それも女の人が、自分用に。一昨日 東京の先輩と話していて、「今、東京はフランス人やベルギー人のチョコレートがすごく売れていて、我々のようなマイナーな店のチョコはなかなか売れなくなっている。」と言っていました。昨日もテレビで そういう人のチョコをやっていましたが、多分呼ばれたその人たちも、日本人の買い方、反応にはビックリしているでしょうね。ある人は「自分はただのチョコレート職人なのに・・・」と言って苦笑していましたが、ああいうときの日本人の反応は他の国にはない物でしょうね。自分も大昔ですが、フランスに2回程行った事がありますが、パリの街に本当にごく普通にチョコレート専門店があって、フランス人は老若男女関係なく、毎日の必需品として、お店を利用していて、文化の違いをつくづく感じた物ですし、そんな店たちが、とても洗練されてて、かわいくて おしゃれで、かっこよくて、感心したもです。でも、ああいう店のチョコがいくらで売られていたか、全く忘れてしまいましたが、いくら本場でも、日本で売られている値段で売られいたら、いくらチョコ好きのフランス人でも買わない気がするのですが、うがった書き方をすると、日本のチョコは 今、この季節しか売れない物です。あの日本の蒸し暑い夏に チョコなんか食べる人は皆無に等しいでしょうから、夏の分まで 今売れるこの季節のチョコに価格が付いているから、自分が作るチョコの2倍、3倍の値段が付いているのでしょうね。デパートの取り分もありますし。また日本人の悪いクセで 値段が高いと良い物という 錯覚もあるでしょうから。